無理なスイング改造やクラブの変更よりも少しのコツで飛距離UP

20代〜30代なら最終ホールまで安定してフルスイングを通せる体力があるかもしれませんが、50代にもなると若いものには負けないつもりでもパワーではかないません。スイングに必要な腰周りや背中、腕の筋肉がわずかでも疲れてくるとミスショットを誘発する原因になるので、ラウンドを通して効率のよいスイングを心がけたいものです。

 

辺り一面の緑に囲まれる中、棒切れでボールを運んで穴にころりと入れる、そう考えると原始的なスポーツのようにも思えますが、ゴルフは科学的なスポーツです。自分自身の体の回転力をいかに効率よくボールに伝えるのか?これは物理学以外の何ものでもありません。それはスイングのトップから始まりインパクトに終わる物理現象なのです。

 

一般にテイクバックからフォロースルーまでがスイングだと思われていますが、実は違います。
インパクトの瞬間からボールは既に飛び出していて、その後のフォロースルーがどのようなものであっても全くボールに影響しません。極端な話、インパクトの瞬間に居眠りを始めたとしても飛距離に全く関係ないわけです。
一方、テイクバックは適切なスイングのトップ位置を導き出すためのもので、ややスイングに関係ありというところでしょう。

 

テイクバックでギュッと捻った体を回転軸にスイングが始まりますが、効果的に回転力をヘッドスピードに変換するためには、もうひとつの回転軸を使います。それが手首です。この手首こそがインパクトの瞬間の回転軸です。体を軸にクラブヘッドまでの回転半径と手首を軸にしたクラブヘッドまでの回転半径の違いを利用してヘッドスピードを上げるのが効果的なスイングです。

 

うまいスイングをしている人ほど、インパクト直前でヘッドスピードが急激に上がります。ゴルフクラブが風を切る音を聞くと、静かにスイングが始まって、インパクト直前で急に「ビュン」と音がするのでわかると思います。この時、手首が回転軸になっているのです。
たとえば、野球のピッチャーがボールを投げる時、体から手首に回転軸が移動してスナップの効いた投球をするのと同じ原理です。
つまり、「体で回転力を生み出しておいて、その後は回転軸をできるだけ先端に変更していく」ことで、野球なら手に持ったボール、ゴルフならヘッドの速度が上がるわけです。これを意識したスイングをすることで効率よく回転力をボールに伝えることができます。

 

具体的にはスイングのトップからクラブ全体に回転力を与えるため、腕とクラブの角度をおよそ90度に保ったまま体を軸に回転、手首がボールの位置まで回ってきたら、今度は体の回転を止め手首を回転軸に変更します。この時、手首の位置を動かさず力を抜くだけで自動的に手首が回転軸に変わります。
インパクトの瞬間には、ほとんど力を使わないので「本当に飛距離が出るのか?」と疑いたくなりますが、その疑いに反してヘッドスピードは急激に上がり「パシーン」と気持ちいいインパクトを迎えるでしょう。後は、すばらしい勢いで飛んでいくボールを眺めるだけです。

 

参考サイト
飛ぶドライバー
何をやっても飛距離が伸びない場合は一度ドライバーを変えてみるのもいいかもしれません。プライベートでしか使えない飛ぶドライバーもたくさん発売されているので、楽に飛距離が出せるドライバーを見つけてください。